広島の伝統文化教室「広島仏壇」

 株式会社高山清のみなさんの協力で、広島を代表する伝統工芸品である「広島仏壇」について学び、体験する広島の伝統文化教室を開催しました。
 広島仏壇は、大阪型と形式が類似していますが、製造過程の主要な工程のほとんどを職人が手仕事で行う、金仏壇を主とした優美な美しさが特徴です。
木地師(きじし)・宮殿師(くうでんし)・狭間師(さまし)・須弥壇師(しゅみだんし)・塗師(ぬし)・蒔絵師(まきえし)・かざり金具師の七業種の匠たちの
手によって、ひとつの仏壇がつくられていきます。
 今回は、広島仏壇の特徴と製造工程について知り、塗師(ぬし)が作業する様子をご覧いただきました。また、簡易な箔押技法による金箔鉛筆づくりや
お香づくりを体験いただきました。
 事前申し込みにたくさんのご応募をいただき、ありがとうございました。新型コロナウイルス感染症拡大防止措置のため、少人数での実施としました。
  
  • 会場風景1

    会場の様子

  • 会場風景2

    講座の様子(仏壇に施された蒔絵についての説明)

  • 会場風景3

    金箔鉛筆づくりをとおして、箔押し技法を体感いただきました。

  • 会場風景4

    お香づくり体験では、水分量を調節しながら材料を均一に練り込む作業が難しく、みなさん悪戦苦闘していました。