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■よみがえる古墳時代人

 平成11年(1999年)度に発掘調査を行った安芸区成岡第2号古墳の埋葬施設の中には、非常に保存状態の良い人骨が残っていました。
  この人骨は、身長161.5 p、がっしりした体格の老年(60 才以上) 男性のもので、顔の幅が広く、精悍な顔つきをしていたようです。また、すねの骨が太くしっかりしていることからひんぱんに船に乗っていた人物である可能性も指摘されています。
  広島湾周辺において、漁業や水運を生活の基盤としていた集団のリーダーだったのでしょうか? 
  ここでは、この骨を元に埋葬された人物の顔を復元しました。髪形は、はっきり分からないため、人物埴輪などから当時の有力者のものと考えられる「みずら」という髪形で復元しました。

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