企画展示室 - ひろしまWEB博物館

被爆後の誓願(せいがん)寺(じ)

池跡や礎石から、誓願寺の焼け跡と判明しました。

随所に防空壕への入口が確認できます。

＜記載事項＞

小生今日迄生きてゐる事は水の為メ

■■は焼つつ有る状況

川に流れる死人

子供死体

■■■の死体

死んでゐる子供■■

天満川

防空濠

ムシ焼

人形の如く死んでゐる

昭和弐拾年八月六日其迄広瀬北町は古道具さん計りで有りた小生八月七日夕方午後五時通行す　川には沢山死体流れてゐる　道路にも幾夛焼死体を見る

上記の絵の如くセメントで■■■防空濠の中に数十人の方人形の如く死亡してゐる

恐らくムシ焼きとなりたか

幾拾枚の原爆絵■出した

七日■■■■迄市内を■■■■見て歩く人をたすける事幾十人

内山新助

防空ごうの中に人形のように蒸(むし)焼(や)きになった死者たち、天(てん)満(ま)川(がわ)の死体

「市民が描いた原爆の絵」

　作：内山新助／所蔵：広島平和記念資料館

自宅庭の防空ごうの中に、白骨化した頭(ず)蓋骨(がいこつ)と半ば焼け焦(こ)げた首から下の死体が横たわっていた

「市民が描いた原爆の絵」
　作：藤瀬朝子／所蔵：広島平和記念資料館

被(ひ)爆(ばく)後の防空壕(ぼうくうごう)