今から約2000年前の弥生時代に、日本で本格的に米づくりが始まりました。私たちの住む広島でも発掘調査により、米づくりが行われていたことが分かっています。
米づくりの歴史を学び、各家庭で古代の稲の特徴をもつ古代米をバケツで育てる事業が始まりました。このページでは各参加者のバケツ稲の栽培状況も公開していきます。
さあ、我が田(バケツ)自慢の始まりです!
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6月・7月の栽培記録へ(生育・害虫発生など)
8月〜の栽培記録へ(出穂など)
・5月28日(火) 順調に生育中!んっ…?
苗の移し変えを行ってから、古代米たちはぐんぐん育っていっています。葉も稲らしく大きくなってきました。ほほえましい気持ちで葉をみているとそこに見慣れぬものが・・・
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こちらは紫黒米。大きさは26cmを超えています。葉の色が紫色になっているものもあります。 | よく見ると葉に小さな粒々が!稲にくる害虫の卵のようです。孵化する前にとっておきましょう。 |
・5月13日(月) 苗を移し変えました
バケツにビニールをかけた効果もあって順調に育ち、葉が3〜4枚に増え、苗も大きさが13cmを超えました。今日は水田で言うならば「田植え」にあたる苗の移し変えをしました。
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苗もすっかり大きくなって移しかえれるようになりました | 根をちぎらないように土に手を差し込み、ゆっくり抜きます。 |
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葉と同じくらい根がのびています。 | 苗を3本束にして土に差し込むように移し変えます。 |
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1つのバケツに2か所植えました。このあと水をはって完成です。 | 紫黒米・赤米・緑米を4バケツづつ作成。これから大きく育ちますように。 |
・5月8日(水) ビニールをかけました
ゴールデンウィークも明け、芽が成長しているかと思いきや、ほとんど芽が伸びていませんでした。4月下旬以降の日々の気温を調べてみると、平年に比べて随分低い日が多く。出芽に適した気温に達していない日が多かったことがわかりました。というわけで、バケツの温度をあげるためにビニールをかけました。なかなか芽が伸びない方はぜひ試してください。
詳しくは「学芸員のひとこと」でつぶやいています。
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ビニールの表面は串で数か所通気用の穴をあけています。 |
・4月30日(火) 種まき
湯温処理をしてから9日目、種まき(モミまき)をしました。
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緑米のタネモミ。芽が少し伸びすぎました。皆さんここまで伸びる前に種まきをしてしまいましょう。 | 発芽した紫黒米のタネモミ。芽と根が出ているのがわかります。 |
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あらかじめ作っておいたバケツの土を均質になるように混ぜてならします。底の方で土が発酵していて「くさい!」。 | 指で土に穴をあけて、発芽した種モミを芽が上になるように入れていきます。穴は深すぎないように。 |
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種モミを入れたら指で左右から寄せるようにやさしく土をかけます。 | 全部で6バケツに種まきをしました。水は土の表面すれすれ程度にいれておきます。 |
・4月26日(月) 発芽
湯温処理をしてから4日目、一部のタネモミから発芽しているのを確認しました。
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緑米のタネモミ。白い芽が出ているものがあります。まだ、出ていないものも芽の出る部分が膨らんでいるので、もうすぐ発芽するでしょう。 | 発芽したタネモミ。手前から紫黒米・赤米・緑米。緑米が一番多く発芽していました。 |
・4月22日(月) 湯温処理
文化財課で育てる古代米の湯温処理(消毒)を行いました。
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処理前の古代米のモミたち。左から紫黒米・赤米・緑米です。 | モミの種類が混じらないように三角コーナーのネットに入れます。 |
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60℃の保温モードが付いた電気ポットにドボン!10分間つけておきま す。 |
10分後に取り上げ、冷水につけました(写真は紫黒米)。 これから芽が出るまで毎日水をかえていきます。さて、何日後に芽が出 るでしょうか? |
・4月20日(土) 第1回イベント
本日は第1回目のイベントです。まず、弥生時代やお米の歴史について紹介し、遺跡から出土した古代米などの実物をみていただきました。
その後バケツ稲の栽培方法を紹介しました。
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まずは日本で水稲づくりが始まった弥生時代について解説。 | すすが付いた弥生土器を観察。「本物なの?」「これが昔の炊飯器なん だ」と関心の声が上がりました。 |
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弥生時代の稲刈り道具「石庖丁」をみる参加者。「えっ?肉は切れな いの?」との声も。 |
バケツでの栽培方法の紹介。皆様これからの栽培にむけ、たくさんの質 問があがりました。これからがんばって育てましょう。 |