中垣内遺跡(なかがいちいせき)
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掘立柱建物の柱穴列(柱穴の中の土層観察のため半分だけ掘った状態)


▲府中町下岡田遺跡出土のものと同様の重圏文軒丸瓦
なまえ 中垣内遺跡(なかがいちいせき)
時代は? 飛鳥時代(今から約1200〜1300年前)
どんな遺跡? 官衙跡
 中垣内遺跡は、極楽寺山南東側のふもと、瀬戸内海を見下ろす位置にあります。遺跡からは建物の溝や柱の穴などが見つかりました。また、当時の国の役所に使われた瓦などが多数見つかっています。この瓦は古代の広島地方の国の役所跡と考えられている下岡田遺跡のものによく似たものです。中垣内遺跡は下岡田遺跡と同じく国の役所跡、それも古代の日本の中心地奈良と大陸との交流の窓口であった北九州を結ぶ古代山陽道の駅の跡ではないかと考えられています。
主な遺構 溝、掘立柱建物1軒
主な遺物 重圏文軒丸瓦、重郭文軒平瓦、均等唐草文軒平瓦、須恵器土師質土器、瓦器
【場所】

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